2019年05月15日
工場内風景 その30
木製椅子、修復風景
今回、お客さまからご自宅で使われている椅子
その修復作業のご依頼を受けました。
椅子の強度を増す為や、足掛けに使われている
貫と呼ばれる部位が足から抜けかかっているので
そこを修復します。
まず上の写真の様に椅子を解体します。
①
②
貫(①の写真)と座面(②の写真)が刺さっていた
ほぞ穴と呼ばれるところに白ボンドを入れます。
そして組み立てなおします。この際、はた金と呼ばれる
道具を使います。
③
④
はた金は材料の接着等に使う道具で、接着したい所に
コの字状の方側(③の写真)に引っかけて、もう片方を
反対側(④の写真)引っかけます。
その状態で④に写っているねじを締めると
コの字の部分が締まっていき材料が引っ付いていきます。
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