春の訪れとともに—4月は屋外リフォームのベストタイミングです

2025年04月01日

こんにちは。コノンです。

今日から新年度です。
ようやく長かった冬が終わり、帯広にも少しずつ春の足音が聞こえてきましたね。
雪解けが進み、日中はぽかぽかとした陽気に包まれる日も増えてきました。

4月は「いよいよ外回りの工事が本格的に動き出す季節」。
お客様からも、

「冬の間に傷んだ屋根や外壁を点検したい」
「雪で下がったアスファルトの整備をお願いしたい」
「今年こそエクステリアやお庭を整えたい」

といったご相談が一気に増えてきます。

寒冷地では、外壁や屋根の塗装・補修、アスファルトの再舗装といった屋外工事は、冬の間はどうしても難しくなります。
その理由は、単に雪が残っていて物理的に作業ができないというだけではありません。

たとえば、外壁塗装の場合は、塗料がしっかりと乾くためには「気温5℃以上・湿度85％以下」という条件が必要です。
ところが冬の帯広では、この条件を満たす日がほとんどなく、仮に塗れても「乾かない」「剥がれやすい」「仕上がりがムラになる」といったトラブルが起きやすくなります。

また、アスファルトの再舗装や玄関まわりのブロック積みなど、地面に関わる工事はもっと繊細です。

1月から3月の寒い時期は、地面の表面だけでなく、奥のほうまで凍ってしまっています。
この状態では、土を掘ったり、地面に何かをしっかりと取り付けたりする作業がとても難しくなります。

さらに、寒さで地面がふくらんだり縮んだりすることで、地面そのものが少しずつ動いてしまうこともあります。

そういった不安定な状態のまま無理に工事をすると、後から地面が沈んで建物が傾いたり、表面にひびが入ったりする原因になってしまうことがあるのです。

でも、4月になると気温がだんだんと安定してきて、昼と夜の気温の差も少しずつやわらいできます。
そのおかげで、凍っていた土の中もゆっくりと溶けていき、地面が落ち着きを取り戻していきます。

私たち職人の感覚では、「もう安心して作業できるな」と感じられるのがちょうどこの頃。
地面もしっかりしてくるため、外での工事を安全に、そしてきれいに仕上げることができる時期なのです。

工事に適した気温や地面の状態がそろうことで、

ペンキがしっかりくっついて、色合いもきれいに出やすくなり、長持ちもしやすくなります
セメントなどの材料も、しっかりと固まりやすくなり、あとから割れたりゆがんだりしにくくなります
アスファルトやブロックを使った舗装も、表面がなめらかできれいに仕上げやすくなります

このように、4月は「ただ工事ができる」だけでなく、
「工事の質を高められる」大切なスタートの時期でもあります。

春先は、冬の間に気づかないうちに傷んでしまった箇所が、表に出てくる時期でもあります。
とくに、次のような変化に心当たりがある方は、ぜひ一度ご相談ください。

屋根にできたヒビや、瓦・板金のズレ
　→ 雪の重みや凍結の影響で、見えないところでダメージを受けていることがあります。
外壁を手でこすったときに白い粉がつく（チョーキング現象）や、塗装のめくれ
　→これは塗装の劣化サインであり、外壁の防水機能が弱まってきている恐れがあります。
アスファルトや玄関アプローチの水たまり、地面のへこみ・傾き
　→ 凍ったり融けたりを繰り返すことで、地盤がゆるんだり、表面がゆがんだりしていることがあります。

こうした小さな傷みでも、放っておくと雨漏りや建物の構造そのものに影響する恐れがあり、将来的に大がかりな修繕が必要になることもあります。

だからこそ、4月のこの時期にしっかり点検をして、「傷みが小さいうちに手を打つ」ことが、お住まいを長持ちさせる秘訣です。

なお、お住まいの外まわりには、屋根の上など、ふだん目で見づらい場所もあるかと思います。
そういった部分も含めて、私たちプロが丁寧に点検し、わかりやすい説明でご報告いたしますので、どうぞ安心しておまかせください。